素材から見るヨガマットの選び方

 

ヨガマットを選ぶなかで、厚さに加えて素材も重要な項目となります。
素材によっては、匂い、耐久性、お手入れのしやすさなどが変わってきます。
そこで今回は、ヨガマットの3つのメリットに加えて、各種素材の特徴について解説します。

ヨガマットを使う3つのメリット

ケガの防止

ヨガマットを使うことで「グリップ力」が働き、安定したヨガを行うことが可能です。ヨガマットを使わなければ、滑ることによる脱臼や捻挫、筋肉の損傷といったケガを負いかねません。また、ヨガのポーズは、硬い床で行うと骨や皮膚に負担をかけてしまいます。ケガをしてしまえば、せっかくのヨガが台無しになってしまいます。しかし、ヨガマットを使うだけで、ケガをする頻度が極端に減り、ヨガの効果を高めることが可能となります。

正しいポーズでヨガを楽しむことができる

ヨガで健康の向上やダイエットの効果を最大限に得るためには、正しいフォームを取ることがとても重要になります。フローリングなどの滑りやすい床でヨガを行うと、正しいポーズが取りにくく、バランスが上手く保てません。間違ったフォームでは本来、得られるはずだった効果も得られなくなってしまいます。ヨガマットを使えば、「グリップ力」が働くので、正しいポーズをとることができます。正しいポーズをとることでヨガの効果を最大限引き出し、効果を実感しながら、ヨガをより楽しむことができます。

モチベーションが上がる

ヨガを行う前にヨガマットを敷くことで心の準備を行うことができ、これからヨガを始めようという気分になります。ヨガは定期的に取り組むことが大切です。たとえヨガをやる気力がなかったとしても、ヨガマットを敷くことでスイッチが切り替わりモチベーションが上がることで、やる気が出てくるかもしれません

レベルにあったヨガマットの選択

初心者

初心者の方は、正直まだ自分が、今後続けていくか分からない時期です。長続きしなかったのにヨガマットを買ってしまっては、お金が無駄になってしまいますし、収納するためにスペースをとってしまいます。そこで、まだヨガを続けていくか不安な初心者の方は、ヨガスタジオにあるレンタルマットで十分です。その他にもバスタオルを地面に敷く等の方法がありますが、滑りやすいので注意が必要です。

初級者

少しずつヨガにはまってきたら、自分のヨガマットを購入してみると良いかもしれません。1,000円くらいで買えるお手頃のものもありますが、劣化が進むのが早いです。5,000円~6,000円代のヨガマットがおすすめです。

中~上級者

定期的にヨガを行うようになれば、より滑りにくく、バランスが取りやすいヨガマットをおすすめします。また、環境に優しい素材を使ったヨガマットを使うのもよいかもしれません。

ヨガマットの素材

PVC(ポリ塩化ビニール)

PVC性のヨガマットは、安定性やクッション性に優れています。また、スポーツ店やホームセンターなどで販売されており、価格が安く1,000円で買えるものもあり、お手頃な価格で購入することができます。しかし、安いヨガマットは他の素材と性能において差があります。例えば、新品であると独特な匂いがあることや水洗いができず、お手入れができないことがあります。また、PVC性のヨガマットを処分するときに燃やしてしまうと、大量のダイオキシンが発生し、環境に悪影響を与えてしまいます。ヨガを趣味として行っている方におすすめします。

ヨガマット

天然ゴム(天然・合成)

ゴム性のヨガマットは、グリップ力とクッション力がとても高く、安心して難しいポーズをとることが可能です。また、耐久性も高く、きちんとお手入れをしておけば、買い換えの必要がなくなる程長期にわたって愛用することが可能です。しかし価格が高いことや重たく、持ち運びが困難なことなどが欠点としてあげられます。また、ゴムアレルギーの方は使用を控える必要があります。天然ゴム製のヨガマットは、独特な匂いがあるので気になる方は合成ゴムがおすすめです。

熱可塑性エラストマー(TPE)

TPE性のヨガマットは軽量で簡単に持ち運びが可能で、高いクッション性やグリップ力も備えています。また、水洗いによるお手入れも可能なので、扱いやすいのが特徴です。しかし欠点として、価格が高価なことや熱に弱いため保管場所に注意する必要があります。
ヨガマット

ポリマー環境樹脂(PER)

PER性のヨガマットは、グリップ力や重さなどはPVC素材とほぼ変わりません。しかし水洗いが可能で、焼却してもダイオキシンなどの有害物質を発生しないことが特徴です。

エチレン・ビニール・アセテート(EVA)

EVA素材のヨガマットは、焼却してもダイオキシンなどの有害物質を発生しないためエコな商品です。また、水を吸うことがないので水洗いが可能であり、重量も軽いので持ち運びに最適です。また、PVCのように独特な香りはありません。しかし、デメリットとして、耐久性が低く、他の素材のヨガマットよりも、買い換えの頻度が多くなります。

コルク

天然素材のコルク素材は、汗をかいてもベタつかず、汗によってグリップ力が増します。また、断熱性に優れているため、夏はさらっと、冬は暖かく1年中を通して快適に使用できます。
環境にも配慮された現代の代表的なヨガマットです。

素材から見るヨガマットの選び方

今回はヨガマットを敷くことのメリットや各種素材の特徴を紹介しました。素材を考慮したヨガマット選びでは、自分が行うヨガの頻度や体質に合うかということを中心に考えてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。

2021.9.15 カテゴリー:COLUMN -コラム-

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